花屋のおじさん(つづき)
(花屋のおじさん のつづき)
春のある日
花屋のシャッターの張り紙で
花屋のおじさんが亡くなったことを知った
花屋のおじさんにはもう会えない
娘が照れながらも、おじさんと会話し
いつも選ぶ薔薇の花
あの光景はもう戻ってこないのだ
一本の薔薇を
透明のセロハンとリボンをじゃばらにたくさん使って
「お母さんにあげ」
と包んでくてた
おじさん
今日、お店の前を通りしな
「さみしいね」
と、娘が言った
よしむら
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