2018.12.25 ぽんず (つづき②これでおしまい) よしむら 大分から段ボールが届いた その小さな四角の箱は、開けた瞬間 大分の彼女の実家の茶の間だかなんだかの空気が 切り取られたように時空を超えてやってくるようで 毎度わたしはジーンとしていた いつものお母さんからの手紙と 何度断っても同梱されてくる一万円札 その封筒を取り上げて、出てきたのは ポン酢 彼女はそれを見て失笑しながら お母さんに電話していた 「 わたしが頼んだのはメイク落としのPond’sだけん 」 よしむら よしむら このスタッフの他の記事を読む この記事をシェアする