夫婦の溝の作り方

よしむら

娘がまだ赤ちゃんの頃
神戸の動物園に初めて家族でお出かけした

 

お目当てのパンダ館はとても人気で混雑しており、
夫はベビーカーをわたしに託し、娘を抱っこした

ベビーカーの上には夫のカバンまで乗っていて
お弁当や上着やら山積みで
赤ちゃんが乗っていなくても、転がすのは重たい

 

 

パンダ館の中は何層にも人が連なり
前に進める状態ではなかった

 

というか前に進める状態じゃなかったのは、重いベビーカーを押している
わたしだけで

夫と夫に抱っこされた娘はすいすいと人混みをかき分け
パンダの正面を陣取り、しばらく観察したあと

パンダ館を去った

 

わたしはまだ、ベビーカーと一緒にパンダ館の入り口付近に立っている
人混みの娘の安否を確認するために背伸びしながらを夫と娘を目で追いかけてたが

一度もあの二人はわたしを振り返らなかった

 

なかなかパンダ館から出られないわたしを
もしかしたら心配しているかもしれない
と、思いパンダもドライブスルーして通り抜け

急いで出口に出ると
もうあの二人は居なかった

別の動物の柵の前で
楽しんでいた

 

ふたりで来たらよかったのに

と心でつぶやいて
夫への不満がまた募った

ドーサ

動物園に

 

 

よしむら

 

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