ボーダーレスな境界線

yamada

 

 

 

 

 

 

 

波打ち際に立つと

境界線というはっきりとした概念がないことに気付いた

 

 

 

打ち寄せる波々は

まっすぐな線ではなくて

あいまいなナミセンになって繰り返し砂浜に押し寄せてくる

 

 

 

波打ち際というだけあってか

海と陸の境界線があいまいだから

そのぼんやりとした淵に魅せられて

 

「ずっと見ていられる」とか

「こころを癒しに海を見にいく」というようなことをつい言ってしまう

 

 

 

あいまいなものに、こころの表面を撫でられることに

人は心地よさを感じるのかもしれない

 

 

 

ファッションの好みも人それぞれで

 

 

大きな枠組みの中から

時間をかけて自分なりのオシャレをさがしてゆく

 

 

わたしはこの辺の感じ

 

と言うあやふや加減のおかげで

ファッションを楽しむ方向が、想像を超えて広がる気がするのだ

 

 

 

 

世界各国で万人に受け入れられている柄に

ボーダー柄があるのは、それが理由の一つなのではないかとおもう

 

 

 

スパッと定規で引いたような直線が作る四角いカタチと

横のラインがリンクした柄は

人々の細胞レベルまで

『スタンダード』のイメージとして刷り込まれている

 

 

それとは逆で

 

今欲しいものは

ボーダー柄の中にある ”一手間”加えられたデザインによって

” いつもの自分 ” から1歩飛び出した先にある、個性だったりする

 

soutiencollar

別注「パフスリーブカットソー ボーダー 7分袖」(soutiencollar)

着用モデル159cm

『定番』の安心感がほっとさせる要素ならば

『ひと手間』は物足りなさへの刺激みたいなものだ

 

 

首ぐりの開き具合や、横線の間隔で

差を付けていたボーダーのトップスが

 

様々な刺激を加えられることによって

千差万別から唯一のものに変化する

 

 

 

とはいうものの

主役になってもボーダー柄である以上

いつだってあいまいなラインの内と外をいったりきたり

 

 

どんなかたちに変化をしても

受け入れるのは” 千差万別 ” ということには変わりがない

 

 

それはボーダー柄が背負った宿命のようなものだけれど

『スタンダード』のカッコ良さは不変することなく

きっとこの先もファッションの中心部分に根強くあり続けることだろう

 

 

 

 

 

 

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別注「パフスリーブカットソー ボーダー 7分袖」(soutiencollar)

 

 

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ボーダーT デミ」サイズ0(Ataraxia)

ボーダーT ラテ」サイズ1(Ataraxia)

 

 

 

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