「こころのすき間」（8/2）
かたずかない、かたずけものが気になって
バタバタしていたある日の夜
1本の着信音に心臓がドキリと跳ねた
驚いて見てみると
家族からだった
「遅い時間にごめんね」
一番身近な人の、聞きなれた声
ほっとした瞬間に
その場にぺたんと座り込んでしまった
「今日は大変だったんだぁ、
部屋もかたずかないし・・・・」
思わずこころの中でつぶやき続けていた言葉が出てしまった
社会人になって、何年経っていたとしても
声音を変える必要のない相手との会話は
甘える特権を行使できる、唯一の存在だ
なんて、つい思ってしまうところも甘えからきているのだろか
ベスト 別注「ティータイム」 BLACK×BEIGE（soutiencollar）
シャツ 別注「シュリンクシャツ」 カーキ（soutiencollar）
パンツ MUD （christian wijnants）
バッグ キャンバス・カゴ付きトート L 防水キャンバス×紅籐 IVORY BLACK（ebagos）
バレエシューズ ポルセリ WHITE（porselli）
ソックス AM-719A CAMEL（ANTIPAST）
かたずけがはかどらないのは
ちょっと元気がないからだった
こころのすきまが気になって
外に目を向けることができなくなっていた
電話で話しているうちに
いま、わたしは元気がなかったんだなぁということに気が付いた
そういう時は
頭の中を思いっきりからっぽにして
”明日着る服” を考えるんだ
主役は・・・
最近のお気に入りにしよう
専属のスタイリストのように
じぶんに向けてあれやこれやとコーディネートを組み立ててゆく
1枚の地図のように
組み合わさったそれを広げてみた
なにこれ、めっちゃかわいい
わたし、靴下まで選んじゃってる♩
思わず笑顔になって
こころのすきまが少しずつ埋まっていくようだった
この「ルンルン」する気持ちは
優しい声を聞く事で、気持ちを切り替えることができたから
ひとは、
ほんのささいな優しさがそばにあるだけで
そばにあることを知っているだけで
いつだって気持ちを前に向かせることができる
今思い返せば
着信音に一瞬ドキリと怯えていたけれど
本当のところは
コン,コン,コン
「大丈夫？」
こころの扉を優しくたたいた
ノックの音だったのかもしれない
トップス 「クイールニット」 BLACK （soutiencollar）
コート 「ル アーブルポンチョ」 ベージュ（soutiencollar）
バッグ キャンバス・カゴ付きトート L 防水キャンバス×紅籐 IVORY BLACK（ebagos）
バレエシューズ ポルセリ SILVER（porselli）
着用モデル164cm
christian wijnantsのオンラインページはこちらから
ステンカラー商品は全工程国内生産です。
＜お知らせ＞
= = = = = = = = = = = = = = =
「特集」
= = = = = = = = = = = = = = =
「連載」
コーディネート連載中
「2023 coordinate library」
= = = = = = = = = = = = = = =
【雑誌掲載】
= = = = = = = = = = = = = = =
= = = = = = = = = = = = = = =