「似て非なるもの」

yamada

 

 

 

 

 

子供のころ、

袖がなくて、V字開きのお洋服を

祖母は『チョッキ』と呼んでいた

 

 

年齢があがるにつれ

わたしは ”ベスト”と呼び

 

ここ数年は ”ジレ”と巷では呼ぶものへと

認識が変化した

 

 

 

リーフジレやファーマシージレ ロングには

パッと見、違いが分からないところがある分

 

興味をそそられる

 

 

 

フロントのボタンは閉じると

どちらもワンピースのように着ることができ

 

綺麗に整列されたボタンはこぶりで

控えめなサイズ感が良かったりする

 

 

だけれど

 

それらは、似て非なるもの

 

 

リーフジレのふわりと広がる裾のボリュームに対して

ファーマシージレ ロングの少しタイトめなシルエット

 

 

リーフジレ 361062(裾幅 約85cm)

袖ぐりの深さが違うのも魅力のひとつ

 

ファーマシージレロングはくりが深い分

ゆったりとした着こなしに

 

 

 

 

とろんとした生地は重力に抗うことなく

気持ちよい重みでストンと落ちた

 

 

ファーマシージレ ロング 361158(裾幅 約67cm)

 

 

同じ黒でも織り方が違うから

リーフジレは地柄の陰影があることで、表情が豊かに映るし

 

ファーマシージレロングは

なめらから質感で、黒の色が一層濃く艶やかだ

 

 

 

お互いにそれぞれの特徴が活きていて

お互いの個性を際立たせている

 

 

 

見分けがついてくると

 

さぁ、ここからどちらを選ぼうかな

 

 

そんなワクワクした気持ちが沸き起こる

 

 

 

”似て非なるもの”

 

そこに、その人の ” 好きな方 ” があるだけなのだ

 

 

 

 

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